人生とは、曇りのち晴れ、ところにより雨。

限りなくブログに近い、ブログではないもの。

夜行バスのすすめ「どこでもドアは、まだ要らない。」

  

 

行バスに乗り過ぎて、気がついたらWILLER Travelのゴールドランク、

プレミア会員になっていた渋川です。

 

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実は私、公共交通機関を使っての移動が好きでして。

旅行が好きなのか、乗り物に乗るのが好きなのか、近頃は区別がつかない始末です。

 

 

それにしても、今日はなかなか寝付けない。

 

 

 

 

 

ということで、今宵はこの大きなバスにゆっさゆっさされながら、

物思いにふけってみようかと思います。

 

そう、こんなにも私を魅了する、この長方形の乗り物について。

 

夜行バスの何がイイって、今晩はその良さについて語り明かしましょうか。

 

今はまだ朝の2時。時間はたっぷりとあります。

 

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今日の主題歌

この記事は、ちょうどこの曲を聞き終える頃には、読み終えることができます。

ワルツ第4番ヘ長調作品34の3《華麗なる円舞曲》

ワルツ第4番ヘ長調作品34の3《華麗なる円舞曲》

  • ブルーノ・リグット
  • クラシック
  • ¥250

 

 

 

 

大きく分けて3つあります。

 

まず1つ目に好きなのは、休憩地のSA。

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あのなんともいえない空気感。

夏はもんわりとした空気と、肌にまとわりつくガソリンの匂い。

それからセミの鳴き声。

誰も使ってない自販機と、ボヤッと光る公衆電話。

 

冬は肌に突き刺さる外気と、

無性に飲みたくなる紙コップで出てくる温かいイチゴミルク。

凛とした静寂のなか、夜空に広がっている星の瞬き。

 

あと、「この地には、もしかしたら二度と訪れることは無いんだろうなあ」

ってセンチメンタルな感傷に浸りながら、昇る朝日を眺めるのも格別です。

 

 

思うに、バスとは非常に閉鎖的で、パーソナルスペースが少ない空間です。

あの棺の中から這い出せた瞬間に、この上ない幸福を味わえるということは、

言うまでもないことなのでしょう。

 

良い。実に楽しい。

 

 

 

2つ目に、想いが交錯するところが好きなんです。

 

なぜなら、バスに乗っている人の数だけ、

目的地での任務や夢があるからです。

 

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例えば、夢を抱えて上京する人。

出張帰りの人。

遠距離恋愛の恋人に会いに行く人。

 

ひとりひとりの想いは、バスの運転手さんですら、知らない。

本人と関係者以外誰にも分からない。

もしかしたら本人しか分からない。

いや、本人すら分からないで乗っている人もいるかもしれません。

 

 

ええ、ロマンがあります。

 

 

 

 

そして3つ目に、、、、。

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なんだか、いま最高にハッとする考察をひらめいたんですよ。

 

でも、思いついた衝撃で、ひらめいた瞬間忘れてしまったので、

思い出したらまたどこかでふれますね。

 

 

ともかく、こんなにドラマチックな箱が他にあるでしょうか?

 

 

 

だらだらと、とりとめのない事を書いていますが、こんな感じに寝付けない人は、

同じバスにあと何人いるのでしょうか?

あと、運転手さんは道中、いったい何を考えているのでしょうか?

 

 

分からないことが多い世の中ではありますが、この文章を書きながら、

いま一つだけ分かったことがあります。

 

 

 

早く寝た方がよい。

 

 

「はい。おやすみなさい。」